シナモンガールは木製の夢を見る

ド級の文学ニュース!!

2月29日、新潮社から、村上春樹の新訳による「ティファニーで朝食を」(トルーマン・カポーティの超名作:映画は別物)が発売されます。たった今、知って、椅子から落ちそうになった。18歳の頃、新潮文庫で初めて読んだんだよな。「訳文が古臭いのかな?いや、これくらいは、みんな、すらすら読んでいるだろうから、僕の読む力が足りないんだろうな」と考えて、情けなくなったものだ。美しい訳文ですよ、念のため。

野崎訳の「ライ麦畑でつかまえて」既読で、村上の新訳「キャッチャーインザライ」未読の方は、お小遣いで村上訳も買ってください。あまりにも生々しいホールデンに驚かれるでしょう。このブログ、極少数ですが、高校生も読んでいるでしょう。読んでる(これ、一対一の語りかけだぞ)?今時、小説を読んでいる人間など、日本列島に住んでいるオコジョの生息数くらいしかいない。ここはひとつ、若者らしい反骨精神で以って、本読みになってみようではありませんか。ずぶずぶに深いよ、こっちは。

「ティファニーで朝食を」のお話に戻ります。映画は観たけれど、小説は取っ付き難くてという方もいらっしゃるでしょう。原作を読んでから映画を観ると興醒めしてしまいますから、そちらの方がラッキーかも知れません。小説の結末は素晴らしかったけれど、映画は・・・・・突然思い出した。デヴィッド・リンチが監督した「ワイルドアットハート」!ラストが大バカ力技で笑っちゃったのだが、バリー ・ギフォードの原作小説の方が、未だに染込んでいる。まあ、あの、ドアホウなラブミーテンダーっぷりもリンチの特色なので、大好きですけれど。ティファニー原作のラストがヘップバーンに合っているかといえば・・・・・それはない。

このニュースで興奮しすぎて、何だかわからなくなってきた。とにかく、これは即日買いです!あー、びっくりした。

追記
アップした直後にamzonに飛んだら「新潮クレスト・ブックス ペット・サウンズ (単行本)  ジム・フシーリ (著) 村上春樹 (翻訳) 価格: ¥ 1,680 (税込) 」おおおおおおおなんだこりゃあああ。

コメント


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極少数の高校生読者として出たら読んでみたいと思います

ラスク | URL | 2008年02月23日(Sat)21:46 [EDIT]


御無沙汰しております

ブログの影響で、村上春樹の小説を買いました。「風の歌を聴け」です。小説では無いですが、糸井重里との合作の「夢であいましょう」も買いました。楽しみです。

スミス | URL | 2008年02月24日(Sun)13:44 [EDIT]


スミスさん、こんにちは。
「風の歌を聴け」御存知、村上春樹のデビュー作です。既存のプロレス界を根こそぎぶっ壊したハッスルの如く、旧態依然とした日本の文学を(長い目で見れば)完膚なきまでに壊滅させた金字塔です。次は「1973年のピンボール」。「羊を巡る冒険」、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(この作品あたりから、手に負えないくらい凄まじいテンションになってくる)、「ダンスダンスダンス」と、順番に読んだ方が更に面白いと思われます。「夢で会いましょう」も超名作と、勝手に僕が認定しています。爆撃機よけコーヒー看板の会話だとか、絶妙です。よかったら、スミスさんも、ああいった小噺を書いてみてください。文才はどこに隠れているかわかりませんよ。

シナモンT | URL | 2008年02月24日(Sun)14:19 [EDIT]


ラスクさん、高校生でしたか!
学校の図書館にはトルーマン・カポーティの小説はあるのでしょうか?でも。、古い和訳を読んで、「これのどこがいいのか・・・・」と引いてしまう可能性もある。村上訳を始めに読むのがやはり良いかと思われます。平成二十年にカポーティを読む高校生は、全国で果たしてどれくらいいるのか?十年後、二十年後の自分へのプレゼントだと思ってください。読んだ後、貴方は確実に変質します故。

シナモンT | URL | 2008年02月24日(Sun)19:58 [EDIT]