五年ほど前、僕は唐突に写真を撮り始めました。十五年前、シナモンガールを開店させて間もなく、カメラを持つ友人が少なからず出来、友人から中古でマニュアルカメラを譲ってもらった。そのcanon al-1を動かすには、それから十年の歳月が必要だった訳だが。マン・レイ、ロバート・メイプルソープ、ハーブ・リッツ、ブルース・ウェバー・・・・当時の雑誌でよく見られた写真家に目を奪われ続け、日本の写真家に度肝を抜かれるのはもっと後。
買い付け後、いつものように、恵比寿の東京都写真美術館に出向くと、桑原甲子雄の写真展が開催されていた。図々しくない、昔の日本の白黒写真に、僕はただただ見入るだけだった春の一日。
面倒なので中略
夏が終わるころ、僕は何とはなしに、カメラをケースから出し、全く検討もつかない、絞りとシャッタースピードの関係を、ふらふらになりながら聞く。「とりあえず、最初は、絞りを固定して、シャッタースピードはカメラに任せちまえ」とかなんとか。
僕の手に負えそうになかったので、一日考える。カラーリングとアングル。僕にカラーのセンスはない。ある程度は身につくだろうが、時間がかかる。だったら白黒だ(簡単だと思っちゃったんだな)。そうすれば、アングルを学習することに専念できる。
更に略。そんな簡単ではなかったよな。
写真の師匠、藤原潤平先生は、一度も僕を褒めることもなく、あちら側に旅立ってしまった。カメラに関して、この寂しい出来事を除いて、嫌な目に合ったことは一度もない。とても良いカメラ仲間が何人かできただけだ。僕にとっては、カラーフィルムもオートフォーカスもデジカメも別分野にすぎない。おそらく縁がなかったのだろう。手元には未現像のフィルムが5本ある。一気に現像すると一万円弱だろうか。ちょっとだけ唸ってみる。
買い付け後、いつものように、恵比寿の東京都写真美術館に出向くと、桑原甲子雄の写真展が開催されていた。図々しくない、昔の日本の白黒写真に、僕はただただ見入るだけだった春の一日。
面倒なので中略
夏が終わるころ、僕は何とはなしに、カメラをケースから出し、全く検討もつかない、絞りとシャッタースピードの関係を、ふらふらになりながら聞く。「とりあえず、最初は、絞りを固定して、シャッタースピードはカメラに任せちまえ」とかなんとか。
僕の手に負えそうになかったので、一日考える。カラーリングとアングル。僕にカラーのセンスはない。ある程度は身につくだろうが、時間がかかる。だったら白黒だ(簡単だと思っちゃったんだな)。そうすれば、アングルを学習することに専念できる。
更に略。そんな簡単ではなかったよな。
写真の師匠、藤原潤平先生は、一度も僕を褒めることもなく、あちら側に旅立ってしまった。カメラに関して、この寂しい出来事を除いて、嫌な目に合ったことは一度もない。とても良いカメラ仲間が何人かできただけだ。僕にとっては、カラーフィルムもオートフォーカスもデジカメも別分野にすぎない。おそらく縁がなかったのだろう。手元には未現像のフィルムが5本ある。一気に現像すると一万円弱だろうか。ちょっとだけ唸ってみる。
Comment*0


